ｔｉｃｋ－ｔａｃｋ

　昨夜の事なのですが、夕食を食べてる時に、旦那様がふと「ジュラシックパークのシリーズみたいから、借りてきてよ」と言いだし、しかも、「できれば、今晩、この後」とか言われて行ってきました。
　ところが、ここにはジュラシックパークの１と３の、ビデオテープしかなくってですね・・・頭に来たので（短気すぎ）似たような怪獣映画を借りてやろうと思って、前々から目をつけていた　Ｂ級作品をレンタル。


　それが今回の「ディーウォーズ」です。


　ジャケットがね、Ｂ級独特の　「こんなん、絶対出てこねーよ」的な写真満載なのです。ビルよりでかい恐竜が、大口あけて、こっちを威嚇してたり、街に向けてなにやらミサイルらしきものが飛んでたりして。

　そんな香ばしそうな作品でも借りてきました。



　実は、この作品、ただの　「ジャケットほどじゃないけど、それなりにデカイ恐竜が街を襲って、街中大パニック」な映画だと思ってたのです。しかし、見始めるとなにやら古代の中国の村があったりして、そこに伝説の竜がいたりして、うさんくさいジジイがその話を小さい少年にしたりして、





　「？？？？？」




　ハリウッド的な展開を予想していただけに、この始まりで頭の中が白くなってしまった魚月。めげずに、しばらく様子を見てたら話は現代に戻ってきて、どうやらここからは都会の話になりそうです。一安心。しかし、あれって恐竜じゃないのか・・中国の竜のなりそこないなのか・・・ま、いいや。


　良い竜と悪い竜（どっちもコブラの親玉みたいなやつ）がいて、転生してきて現代っ娘になってる美少女が、その魂をどっちかにあげなきゃならなくて、で、魂を貰った竜は、ほんものの龍になれる・・というもの。その少女を護るために、これまた転生してきた青年が、あっちゃこっちゃ少女を連れて逃げるんですが・・・・悪い竜側の奴らが現代に出てきて少女を狙います。


　恐竜もどきという超原始的な敵キャラのくせに、やっぱり　ジャケット通りにミサイル打ち込んできましたよ！！！こんなんアリですか？！


　しかも、どんどん街中ぶっ壊されていきますよ！！！通行人も車も建物もガンガン壊されていき、バンバン爆発炎上していきます！！！Ｂ級のくせに、頑張ってますよ！！こんなに頑張ってるＢ級作品は滅多にお目にかかれないだけに、何だか心配になってきました。こんなに頑張って、この先、テンション維持できるんでしょうか。


　あまりにも派手に展開していくので、収拾がつかなくなるのではないかとハラハラ。



　結局、ラストでは少女は魂を渡してしまうのですが、良い竜が本当の龍に変身～！


　悪い竜が当然のごとく襲ってきますが、ここでもびっくりするくらい、　Ｂ級なのに頑張ってる！！



　しかし、Ｂ級です。終わりに向けては　「は～、ここまで頑張ったけど、もう疲れてきちゃったし、時間も押しちゃってるし、このへんでサクサクっと終わっちゃおうかな」という感じで、大きい龍が悪い竜に口から火の玉を　カァーーーーーッッッ！！っっと吐いて、おしまい。



　ええ？！そんなあっさりと？！




　ええ、毎回、そんなもんです。




　でも、なかなか見応えのある作品でありました。ドラゴン、万歳！