2010年12月19日
奇蹟のシンフォニー
こっそりといくつも見てましたので、こちらも紹介。
「奇蹟のシンフォニー」
姫のリクエストで見ました。
孤児院で育った11歳のエヴァンは、絶対音感の持ち主。ある日、自分の両親がどこかで呼んでいると信じ、一人施設を抜け出して、音楽に導かれるまま都会へ。
同じように親がいなくて街角でギターをかき鳴らす少年に出逢い、彼に誘われるまま少年の親代わりの男の元へ。そこには同じような境遇の子供達が。
音楽の才能に目をつけた男は、エヴァンにギターを演奏させ、本名である名前を伏せて、新しい名前であるオーガスト・ラッシュと名乗らせます。
あちこちに売り込みをかけて、エヴァンで金儲けを企む男。
エヴァンの母親であるライラは、11年前に一夜を共にしたバンドのボーカルとの仲を父親に引き裂かれ、その後彼の子供を身ごもっていたことに気付き、一人で生んで育てると決める。が、父親がしつこくしつこくうるさく言うので、勢いあまって車道に飛び出して、車に撥ねられます。
病院で目覚めた時に、ライラの父は「子供は死んだ」と嘘をつき、子供はライラの知らない間に施設に出されます。
ライラも、ライラの彼もエヴァンの事は知らないままで11年が過ぎ・・・
自分の両親は自分を要らなくて捨てたんじゃないと信じて、音楽を通じて自分が有名になれば、両親の目にとまるかも知れないと思い、どんどん音楽の才能を開花させ、しまいにはジュリアード音楽院で作曲。コンサートの曲に選ばれます。
その出演者の中には、ライラの名も。
ライラの彼も、一時は音楽から離れていたものの、やはり音楽に戻り、そのコンサートへと導かれてやってきます。
コンサートでエヴァンの作曲した曲を耳にしたライラは、ステージへと戻り、そんなライラの姿を目にした彼もステージ前へと進み・・・やがて、指揮をとっていたエヴァンがこちらを振り返り・・・見つめ合う・・・
そんなラストでした。
えーと・・・。ラスト、もうちょい、感動的な再会シーンとか入れてほしかったけど・・・。でも、これはこれでいいか。
2010年12月19日
アイアンマン 2
我が家ではあのパワードスーツが何故か大人気の「アイアンマン 2」です。
前回よりもお金のかけ方が違うわ~って映画でしたが、トニー・スタークのような「一人ボケつっこみ」が出来る人は理想です。武器だとか、パワードスーツの性能とか、コンパクトさとか、まあ、それはそれは色々とあるのですが、何より今回の敵の目的がいまいちよく分からないのですよ・・・見終わった後でさえ・・・・。
トニーのお父さんハワードと、敵のお父さんがなにやら因縁があったみたいですが、その辺もさらっとしか描かれてないからよく分からないし。
天才肌っていうのは分かったけど、最期はあっけない負け方した敵が一体何をやりたかったのかも不明。
町も壊しまくったし、そら後でこってり怒られるんじゃないのか、トニーよとか思ったけど、逆に表彰されてるし。
でも、こういう映画は好きなので、また見ます。ああいうコンパクトなスーツケース型にたためるパワードスーツが欲しいです。クリスマスにお願いしても、サンタさんはくれないんだろうなあ。欲しいなあ・・・。
2010年12月08日
タイタンの戦い
久しぶりのような気がしますが、実は色々と見てました。
「タイタンの戦い」
さて、大昔から、このモチーフの映画は多いのですが・・・タイタンの戦いって、要するに、オリンポスの神々我が儘だという話だよね?という映画(笑)
簡単に説明しよう。
オリンポスの神で、全能なるゼウス=女好き・手が早い・我が子には甘い
冥府の王ハデス=ゼウスの兄弟・自己中
神と人間のハーフ ペルセウス=女好きゼウスと人間の間に出来た息子・ガタイはいい・意固地
王の娘 アルテミス=人間の王女・母親がその字のごとく女王様のせいで生け贄に決定
頭髪とセクシーボディは蛇のメデューサ=女好きゼウスが過去に求愛・ゼウスの嫁が嫉妬して呪いをかけられ・見た者は石に
その他
神々からの支配を嫌った人間が、決起したので何故かハデスがおしおきに現れ、母親が「神よりも美しい!」と言ったせいでアルテミスを生け贄に指名。クラーケンという、海の底にいる怪物を解き放つと宣言して勝手に現れては勝手に消える。
ゼウスの息子と知られたペルセウスが話の流れで戦うことに。迷惑な話。
だがペルセウスも育ての親がゼウスのせいで死んでたので、打倒ゼウス!!ってことでついでにクラーケンもやっつけねばという強引な説得に応じて頑張ります。根は単純かも知れません。
さて、クラーケンにはその当時の剣など通用しません。レーザービームくらいならもしかすると利いたかも知れませんが、哀しいかな、当時にレーザービームはありません。ので、どこからか聞いたメデューサの首をとってこようと考えます。
ゼウスの求愛を拒んだものの、ゼウスの嫉妬深い嫁に怪物に姿を変えられた、聞いたら可哀想なメデューサは、その目を見ると石に替えられてしまうというやっかいな目力(マスカラもアイラインもひいてないってのに、すごい目力だ)を持ってるので、ペルセウスの仲間は次々に石になっちゃいます。中には「見たら駄目だ!」って分かってる癖に見ちゃったりして、自殺に近い死に方をする奴もいましたが。
まあ、何とか無事に主人公であるペルセウスはメデューサの首をとってきます。
さて、迷惑な事に生け贄に指名されたアルテミスは何故か素直にクラーケンの餌となるために縛られてます。
たとえ町が破壊されようと、私だったら知ったこっちゃないとばかりに逃げるってのに。(非道)
クラーケン、海中より発進!!
クラーケンって、タコかと思ってたんだけど、何かよう分からん怪物でした。うねうねとよく動く長い足はありましたが。
町の一部が容赦なく壊されます。
よし、アルテミスにクラーケンの大きなお口が迫ってきます。あともう一息でぱくりと一口です。・・・しかし、不細工な顔だ。クラーケン・・。
主人公ペルセウスが到着!ここぞとばかりにメデューサの首をクラーケンに向けてかかげます。
さすが、メデューサ、首だけになってもしっかりと目力は生きてます。クラーケン、石に。
そして、ここが一番びっくりしましたが、ハデス、あっけなく海中の溝に転落。え、そんな簡単な。時間も金も尽きたのか、映画監督!!
アルテミスに求愛されたような気がするが、それをあっさり断るペルセウス。王にもなれたというのに、もったいない。
パパ、ゼウスが面会に来ましたよ。「オリンポスに来い」と誘ってくれてます。しかし、「人間でいたい」などというワケの分からない意地で求愛を蹴りました。おっとここでも拒絶か。何がしたいのだ、この男。私だったら一も二もなくオリンポス行きだ。
代わりに、パパが粋な計らいで、彼女を用意してくれました。そうか、この子の方が好みか、ペルセウス。
まあ、そんな感じの映画でした。
簡単っしょ?
2010年11月20日
ソウ 6
ああ・・・ついに見てしまいました・・・「ソウ 6」
シリーズ3あたりから、ずっと痛い映像が続くので、苦手になってきたこの映画。完結の7が映画公開だというので、6までおさらいしようと旦那が言いだしました。
見てなかったので「6」から一緒に見ましたが、「5」で痛い映像てんこもりだったのが苦手で、今回も怖かったのですが、痛い映像は最初のゲームで(より自分の身を重く差し出したほうの勝ちって、そりゃ脂肪だけを切り取るよりは骨ごと腕を差し出すほうが重いに決まってるやん・・・)、後は(そりゃ、普通からすれば痛いけど)まだマシだったかも?
ってか、ホフマン、疑われっぱなしかよ!
しかも、FBI内であんなことしたら、追われるの目に見えてるじゃん。
ジルも意外と怖い女だ・・・。
この「6」を撮った監督って、実は「パラノーマル・アクティビティ 2」を撮るはずだったんだとか。それが、「あんた、契約では 6まで作ることになってんだから、はよ作りなはれ」と言われたようですよ。だから、たまに ソウの映画らしからぬ、やっつけ仕事が見られるんですかね?もっと練りに練ったゲームと罠がソウの持ち味のはずなんですけど。
何にせよ、7で完結なんですか。3Dらしいですが、これは3Dで見たくない・・・ような。
2010年11月06日
ラブリーボーン
あ、もう日付かわってますね。夜中です。魚月です。本日、消しゴムハンコを作っていて、うっかり彫刻刀で指をぶっすりと刺してしまいました。痛いです。うっす。
さて、今まで映画見てました。「ラブリーボーン」です。
もう、見たくて見たくて仕方なかったんです。映画公開される以前から、紹介文読んで、見たい!と思ってました。
14歳の少女、スージーが、変態オヤジに殺害されてしまうのです。で、あの世とこの世の境にとどまって、残された家族を心配して、しばらく見守るのです。お父さんは犯人捜しに必死だし、お母さんは痛みを早く忘れたくて不安定だし、おばあちゃんはアル中だし。
しかし、作中ではスージーの遺体は発見されないままで、母親が編んだ毛糸の帽子だけが発見され、そこに血痕が残されていることから、殺害されたと判断されてしまうのです。もちろん、殺害されてしまってるんですが、遺体も発見されてないのに、もっと警察頑張れよ!!と、頭をはたいてやりたくなりました。
そして、スージーの妹、リンジーが、とうとう変態オヤジが怪しいと思い始めます。この変態オヤジ、スージーの家のご近所さんで、普通のおじさんって感じなので、誰も疑ってないのです。でも、リンジーはその辺が何となく怪しいと思い始め、そしてとうとう・・・とうとう、このおっさんの家に勝手に侵入しちゃいます。
で、その家で、このおっさんがスージー殺害のために練った計画書を見つけ、しかも、スージーの写真と一緒に、彼女の髪もスクラップしてるのを発見。おっさんに捕まる間一髪の所で、窓から逃げて、自宅に駆け込みます。
ここにくるまでに、スージーがあの世とこの世の境で、おっさんの家らしきもの(現時点の家ではなく、昔の?)に入って行き、その家の中、あるいは森の中、道路の側溝などで過去に発見された少女達の遺体と名前を知ります。全員、この変態オヤジに殺害されてきた少女達。
スージーの遺体は、オヤジの現時点の自宅地下室の金庫に押し込められているのですが・・・
リンジーがスクラップブックを持って逃げた後、オヤジは慌てて逃亡します。その時に、町のハズレにある大きな穴に、粗大ゴミを放り込んでいる場所があって、そこに金庫を持っていくのです。
私としては、ここで、何らかの形で、スージーの遺体を発見させてほしかった。あんな金庫の中に押し込められて、しかも、粗大ゴミが埋まっている大きな穴の底へと沈められてしまうって、ちょっと酷い!!と思ったんですが、やっぱり、そのまま沈められてしまいました。
変態オヤジは逃げるし。
でも、まあ、オヤジが逃げたあと、別の町で天罰下ってしまうというオチはしっかり作っていてくれたので、ちょっとすっきり。
この映画を見て、やっぱり、怖いと思ったのは、どんなに親切そうな顔をしていても、どんなに穏やかそうに見えていても、人の内部は分からないってこと。疑うのは嫌だし、本当によい人もいるのに、確かにこういう犯人はいるんです。
現実にも、こうやって子供が襲われて、行方不明になる事件は多い。
嫌な部分を描きながらも、スージーがとても可愛くて。
死者となった彼女の心象風景も描写されてるんですが、こちらもとても美しくて、暗い部分だけをクローズアップして描いてるものでは無いのが救いです。
ああ、明日も仕事です。もう寝なければ・・・。おやすみなさい。
2010年09月21日
ザ・ロック
ふと、目に止まったので見た映画「ザ・ロック」です。
ふふ・・自宅ライブラリーにあるので、いつでも見る事ができます。そう、ニコラス・ケイジものは極力DVD買ってる魚月です。
これね~、もう何回見たかな。でも何回でも見たいと思うんです。
ニコラス扮するFBI 化学兵器専門家 グッドスピード。
侵入も脱獄も不可能と言われた連邦刑務所、アルカトラズ島。観光客81人を人質に、化学兵器を搭載したミサイルをサンフランシスコに向けてテロリストがたてこもり、誰かが潜入することに。唯一人、脱獄を成功させたのはショーン・コネリー扮するメイソン。グッドスピードと共に、アルカトラズ島に逆ルートで潜入することに成功するが、一緒に潜入したシールズは全滅。
化学兵器を搭載したミサイルを無力化するためにグッドスピードと二人で、テロリストに立ち向かう・・・という話ですが、このテロリスト達も、ただのテロではなく、過去の戦争に国からの命令で参加、絶体絶命の中、救援を求めたが国は彼らを見捨て、また公にできない任務であったために遺族にも何の補償もない。
それに憤りを感じた海兵隊のハメル准将(エド・ハリス)が、仲間と共に決起。化学兵器をたてに、国に対して1億ドルの要求を突きつけるのです。
ハメルの優しさを表現するために、アルカトラズ島に着いた時に、小学生の子供達が来ていたのを見て「大切なお願いがあるんだ。先生を連れて今すぐ、船に戻ってくれないか」というシーンがあります。
これから81人の人質をとって、最悪の場合には傷つけることも仕方ないと思う部分もありながら、子供は逃がすという優しさをもたせてるので、観客はただ単にハメルを悪役として見ることはできない。
中盤で、一発のミサイルが発射されたものの、電波で誘導先を変更、海に墜落させるというシーンもあり、ここでも彼が、罪無き人々を無差別に攻撃できないという内面を描いていて感情移入しやすくなっています。
エド・ハリス、男前だしね。
いい役もらったな。
でも、一番はやっぱりニコラスだよね(はいはい)実はショーン・コネリーも好きな俳優の一人。年をとってもこんなワイルドさを持ってる人って少ないと思うから。演技も好きなんだけど、年寄り臭くないところがすごいと思う。よく、「ああ、この人、年とったな~」って思う俳優さんがいるけど(その人の昔の作品を見てるもんだから、余計にそう思える)、この人についてはそれを思わせないというか。「年とったな」というセリフが似合わない俳優です。
2010年09月16日
彼岸島
朝晩何となく涼しくなってきて、睡眠が快適になってきましたね。子供に負けじと、寝冷えしそうな魚月さんです。こんばんは。
さて、ようやく新作から外れてくれたのでレンタルしてきました「彼岸島」です。
この彼岸島、原作マンガを読んでまして、いや、正確には読んでたんです。
16巻くらいまでは買ってまして、でも大きいサイズの本だから、高いんですよ。で、それから集めるの苦しくなったんで、今は買ってないんですが。まあ、そういう貧乏くさい内情はどうでもいいとして。
吸血鬼ものって好きなんです。でも、吸血鬼ってどちらかと言うと、海外が発祥です。このマンガは和製吸血鬼で、日本が舞台。どっかの小さな島。彼岸花のいっぱい咲く島。その島から都会に食料調達に来てた女性に助けを求められて、ついでに消息不明の自分の兄貴もその島にいると知って、主人公 明君他数名は、島へと行くのですよ。
この映画は実写ですが、キャラ的にはそれほどイメージと離れてないので、安心して見ることができました。
島の住民のほとんどが吸血鬼化してて、袈裟とかかぶってる姿はまあ、すっごい田舎者なんですが、ああいう吸血鬼はいたら怖いよなと思います。すっごい素朴な癖に、人の血を吸って喜ぶなんて怖いよ。
で、まあ、原作に沿いつつ、でも限られた時間なので適度に展開しつつ、吸血鬼と戦う明君達。明君の異様なまでの強さが、ちょっぴり都合良すぎな気もしますが、まあ、そこは許す。
撮影を友が島でやったと聞いてたのですが、砲台跡とか確かに見たことのある景色が・・・。友が島行かねば!!
と、いうか原作をもう一度読み直さねばという気持ちになりました。
で、原作終わってないのに、映画はどんなラストにするんだろうと思ってたら・・・あっさりと勝って、全員で島を脱出しましたとさ、ちゃんちゃん♪と、思ったら、やっぱり雅(親玉吸血鬼)は生きてて、島はまた黒い雲に包まれてゆく・・・という
ああ、続編作ろうと思ったら作れるよね
な、ラストになりました。
でも、続編作ったら、見るよ。きっと。
2010年09月11日
コンスタンティン
調子が悪くて休んでる時って、無性にこう・・・映画を見たくなりませんか?(ならない?・・・そう・・・)
「コンスタンティン」です。
キアヌ・リーブスが主演で、レイチェル・ワイズも主演です。
キアヌ演じる、タバコ吸いすぎで肺ガンになっちゃった悪魔払いの男がコンスタンティンです。彼は、特殊な能力が幼い頃からあり、それに耐えきれずに一度自殺してしまう。二分間、地獄を見て、再び蘇生。自殺した者の魂は地獄に堕ちて、永劫地獄の苦しみから逃れられないのを知ったので、今度は天国に行けるようにと、悪魔を祓い、他人を助けているが、あの世とこの世を行き来するハーフブリードと呼ばれる存在、その天使ガブリエルに「オマエは自分のためにしか、他人を救おうとしていない」と言われる。
一方、レイチェル演じるドッドソンは、刑事。双子の妹が敬虔なカトリック教徒にもかかわらず、精神病棟で自殺。自殺とは信じられず、防犯カメラを確かめるが、その時ふいに妹が「コンスタンティン」とつぶやくのを聞く。
コンスタンティンに会い、妹の死の真相を探ってく内に、悪魔の存在を知る。
悪魔は妹の高い能力を欲していたが、妹はそれを知り、禁忌と知りながらも自らの命を絶つことで悪魔に利用されまいとしていた。
悪魔の企みとは、ルシフェルではなく、ルシフェルの息子アモンが父の支配から逃れようとし画策していて、ガブリエルも一枚かんでいた。妹亡き後は、双子ゆえに同じ能力を持つ姉を狙う。
悪魔をこの世に出してはならぬとコンスタンティンは弟子のチャズを従えて、戦いの場に向かう。
戦いは熾烈で、チャズは命を落とす。
もはや、為す術なしと悟った時に、コンスタンティンは最期の手段に出る。ガラスで手首を切り裂き、自殺を図る。
一度取り逃がしていたので、ルシフェル直々に迎えに出てくる。その瞬間は全ての時間が止まる。そこでコンスタンティンはルシフェルに息子アモンの企みを話し、ルシフェルは先にアモンを地獄に送り返し、ガブリエルもまた神の加護を失ってしまう。
一仕事終えたので、今度こそコンスタンティンを連れて行こうとするが、その前に「アモンの事で恩返しをしよう、何がいい」と尋ねる。コンスタンティンは、ドッドソンの妹の魂を神の元へと送ってくれと頼む。
「よし、叶えてやる」
で、連れていこうと鼻歌交じりにコンスタンティンの手を引いて引きずっていくのだが、だんだんと重くなるコンスタンティンの体。しまいには床にめりこんで、引っ張る事ができない。そうしてる内に、神からの迎えがコンスタンティンの体を包む。
「自己犠牲か!!」
自分のものにならぬのなら、神になどくれてやるもんか!と、神に連れていかれそうなコンスタンティンの体から肺ガンを取り除き、生き返らせるルシフェル。
全てが終わり、また日常に戻るコンスタンティン。チャズの墓を尋ね、「よくやった」と最期にねぎらいの言葉をかける。背を向けると、そこにはハーフブリードとなって、天使の翼を広げたチャズが、大空へと羽ばたいていくのが見えた。
・・・天使と悪魔というか、神と悪魔が、人間の魂の取り合いをしていて、それぞれに属するハーフブリードが人間界にいて、それらが直接人に働きかけるのは違法で、もし、そうする事で人間界のバランスを崩されたら、コンスタンティンがそれぞれの世界、まあ、たいてい悪さをする悪魔のほうのハーフブリードを魔界へと送り返すというのをやってる設定なのですが、これは斬新で楽しいなと思いました。
悪魔のハーフブリードは人に対して囁くのは悪い方向へと導くこと、対して天使のハーフブリードは、慰め、力づける働きかけをするのです。
一見、普通の人間に見える彼らが、どちらかのハーフブリードなんじゃないのかと、思いながら見るのも楽しいかも知れません。
ちなみに、レイチェル・ワイズは、大好きな女優さんです。美人で、役柄をこなす演技力があって、華がある。キアヌの存在感もいいのですが、魚月的には彼女の存在感のほうが大きいです。
2010年09月11日
REC2
まだちょっと頭ふらふらしますが、激しく目眩が起こったあの朝と夜よりはマシになってきてます。はい。
そんな感じで「REC2」です。
あ、ちなみに前作「REC」のパッケージはこちら
この女性がアンヘラです。
今回のはこちら
見ようによっては、アンヘラじゃないように見えますが、アンヘラです。何、この違い。
さて、内容です。
前作から、一時間半くらい過ぎた所から始まります。内部からの連絡がつかなくなったので、今回はSWATチームを送り込みます。でも、たった5人です。その内一人がカメラマンです。で、もう一人。衛生局の人間とか言ってついてくるおっさん。このおっさんが指揮します。
中に入ると、玄関ロビーにはおびただしい血痕が残ってますが、人の姿は見えません。何でか分かりませんが、とりあえず、衛生局のおっさんは「まずは最上階からだ!」と決めつけます。そこで何で?とか誰も言いません。何故って、言ったら話が進まないので。そこはさくっと。
で、最上階に行きます。が、ここにも誰もいないようです。
あれ?前作で金槌でがっつんがっつんやられたカメラマンは?とか、アンヘラは?とか考えても進まないので、今は考えません。さくっと進みましょう。
その内、天井から何かが突然落ちてきて、襲ってきます。
でも、逃がしてしまいます。
SWATさん達は、だんだん変だな?と思い始めます。衛生局のおっさんは、そんなのお構いなしで次々と偉そうに指示。
さっき襲ってきた奴が落ちてきた天井裏に上れとか、先を調べろとか、偉そうです。
だったら自分が行けばいいのに
と、思っても、誰も言いません。何で言わないのかは、まあ、察してあげましょう。進まないからです。
で、天井裏にも何もないとなると、今度は下が気になります。
下の部屋をようやく調べる事になりました。
下の部屋で、ようやく、住人に襲われます。SWAT隊員の一人がガブリとやられます。
すぐさま、ガブリの仲間にへんし~ん!!
衛生局のおっさんが、いきなり襲いかかる元隊員に聖書の言葉を唱えます。ありゃ?大人しくなりましたよ。そこですかさず、別の部屋に閉じこめて、十字架を扉にうちつけます。こうするだけで出てきません。
って、あれ?伝染病じゃなかったんですか?そっち方向なんですか?
SWAT隊員も魚月さんと同じ事を思ったらしく、問いつめます。そしたら、このおっさん、衛生局なんて何も関係ないとかしれっと言い出します。ほんとは神父で、バチカンから派遣されてきてるとかいいます。
えーーー、派遣社員かよ!(ちょっと違う)
今回の事件は、悪魔の仕業で、唾液で感染するんだって。悪魔って、唾液で感染するの?とか思ってしまうんですが、そんな細かい事を気にしていたら、次に進まないので、あまり気にしないでおきましょう。
で、最上階に居るのが、別の神父が調べていた悪魔に乗り移られた少女、メデイアスで、彼女が感染の根元だというので、彼女の血のサンプルさえあればワクチンができるというのです。だから、血液のサンプルを探せ。それを探さないと、ここからは出られないぞ、と。
皆さん、仕方ないのでまた上に戻ります。途中で、前作の少女、ジェニフェルのお父さん、彼女の薬を貰いに外に出ていて助かったのですが、今回薬を渡すためにこっそりと入ってきて、それが奥さんに襲われて感染。SWAT達に撃たれて死にます。
別口で入り込んできていた少年少女3人組と、消防隊員のおっさんも巻き込まれます。
とにかく、メデイアスの血だ!!!と、最上階に行く時に、背後からアンヘラが!!!
「隠れてたの!」と言いますが、どこに?どうやって?
そこもつっこんではいけない所のようです。さくっと進めます。
最上階では、アンヘラ達が持ってきていたカメラの暗視装置を使って、メデイアスの姿を見たとアンヘラが言うので、今回も暗視装置を使って部屋を見ます。そしたら、普通に電気ついてると見えない扉だのはしごだのが何故か見えるのです。この辺も誰もつっこみません。
でも、そこは説明しろよ!!気になるやんか!!
メデイアスの血液のサンプルを入手しそこなったので、メデイアス本人から採取するとか神父がいいます。正気ですか、このおっさん。
最終的に、カメラマン、神父、アンヘラの三人が残ります。そうこうしてる内に、早く外に出して!!とアンヘラがぶち切れます。神父があまりにもかたくななので、しまいにアンヘラさんが銃でカメラマンを撃っちゃいます。そして、神父も撃って、馬乗りに。
実は・・・前回、足を捕まれて引きずられていった後、メデイアスの口からイモムシのようなものがうにゅ~っと出てきて、アンヘラの中に入ってしまうのです。
「オマエの中に乗り移ってたのか!!」と、神父ようやく気付きます。
そりゃそうでしょう。そんな事でもなければ、今まで生き残ってるわけがありません。
神父の声真似で外に連絡し、
「生存者一名、私は感染したためにここに残る。計画通りに、焼き払え」と指示。
そこで終了。
・・・結局、悪魔は外に出てしまうのね、というオチでした。
2010年09月02日
REC
久しぶりに映画話です。
「REC」を借りました。
主観映画というやつですね。一昔前に流行った、「ブレアウィッチ プロジェクト」とかいう映画、見ました?登場人物の一人が、ビデオカメラ片手に進んで行き、その映像がそのまんま映画として作られてるのです。
今回のもそういうのです。
ローカルテレビ番組のリポーターの女性、アンヘラと、カメラマン(最期まで顔うつらず)が、消防署に密着取材していて、夜中に入った通報で、あるアパートに急行するのに同行する。
このアパートに住む、一人の老婆が、ものすごい叫び声を上げたので、他の住人が通報したということで、すでに警察官が二人来てました。アンヘラ達も一緒に進みます。
そこで、部屋の奥に、すごく太ったおばさんが、ネグリジェというパンチの効いた格好で、ふらふらしながら立ってます。警官の一人が、落ち着かせようと話しかけると、いきなり騒ぎ出します。で、突然、警官の喉もとに
ガブリッッッッッ!!!
ああーーーー!!!ここでも噛みついた!!!(いや、何か、最近噛みつく映画多いから・・・)
救急隊員一人が残って、老婆を押さえ込みます。アンヘラ他の人間は、咬まれた警官を玄関まで運び、外に助けを求めようとするのですが、何故か外側から包囲されて、出る事ができません。
「感染する恐れがあるため、安全を確認するまでは、出る事はできません」
とか、言われてしまいパニックになります。
玄関ホールで皆、口々に言いたい放題言ってるところに、叫び声が聞こえて、階段の吹き抜けから、老婆を押さえていたはずの救急隊員が落下してきます。ドカーーン!!って感じで、ものすごい勢いで落下したので、瀕死の状態です。
それでも外に出られないので、医者の卵(インターン)だという人に手当をさせながら、対策を練ります。何が起こったのか、ちっとも分からない状態で、閉鎖されて出られない、上にはわけわからんキ印の老婆がネグリジェ姿でうろついてるので、見てるこっちもハラハラです。
そのうち、玄関ホールの奥にある縫製工場の事務室みたいなところで、インターンが瀕死の二人を手当してると、外から「衛生検査官」と名乗る、黄色い防護服に身を包んだおっさんが入ってきます。
瀕死の二人を見てる間に、アンヘラは住人にインタビュー。小さい女の子ジェニフェルは、一緒に住んでる犬が病気で入院中だから心配だと言います。
そうこうしてる内に、奥の患者を見に行くアンヘラ。隠そうとするので、カメラマンと二人で、開いてる天窓から撮影。
撮影してると、瀕死の二人が突然起きあがって、インターンにガブガブガブーー!!!と噛みつきます。
そこからは阿鼻叫喚です。
衛生検査官に救急隊員が怒って問いつめると、これは唾液で感染する病気で、咬まれた者は同じようになってしまう。ただ、発症するまでの時間は、血液型によって異なると説明。
どこでこの病気が始まったのか調べなくてはならないと言います。で、何で、ここでこの病気があるのを知ったのかという話になった時に、「昨日、動物病院で同じような事があって」と言われます。
全員、ジェニフェルを注目。
母親が「この子は風邪で熱があるだけよ」とかばいますが、ジェニフェルがいきなり母親に襲いかかります。
やっぱり感染してました。
そこから、階上へとジェニフェルは走りさります。追うもの、自分の部屋へと逃げる者で、ワケ分かんなくなってる所に追い打ちをかけるように電気が消えます。
何で消えるのかとか、つっこんだらいけません。そうしないと、怖さが出ないからです。
まあ、間も色々あるんですが、そこは面倒なのではしょります。
だんだん生き残りが少なくなり、アンヘラとカメラマンだけが最上階の部屋に逃げ込めます。後は全員、狂ったようになってます。
真っ暗闇の中、カメラの暗視装置ごしに、金槌を持った、痩せぎすの女性もどきが見えます。音を立てないと見つからないのですが、お約束ですんで、カメラマンが音を立ててしまって、金槌でガンガンやられます。
アンヘラ、死にものぐるいで逃げようとしますが、カメラマンが落としたカメラの録画画面にアンヘラがはいずり廻ってる場面が写り・・・やがて、誰かに足を捕まれて、引きずられていくところが最期に写って・・・おしまい。
ゾンビものかと思ったら、ちょっと違ったような。突然叫んで、その声がデカイのと、皆、口々にパニクって我先にと喋る姿は見ていて滑稽です。
続編も見たので、次回、続編記事です。
2010年07月17日
ドゥームズデイ
何となく選んだ映画ですが・・・「ドゥームズデイ」
2008年、感染力の強い伝染病が流行、政府は封じ込めるために巨大な壁を作り、感染者と住民を中に閉じ込める。
中の者はいずれ全員が感染し、命を落とす。
それから25年後・・・再び、死のウィルスが蔓延し始め、政府は封じ込めた壁の中の住人の生き残りがいることを知り、ワクチンがあるかも知れないとチームを結成、壁の中へと送り込む。
リーダーであるエデンを筆頭に、チームはワクチンを開発したであろう博士を捜すために、壁の中に潜入、しかしそこでは生き残った人々が、サバイバルの末にカニバリズムを主とし、暴力と破壊を良しとする暴徒と化していた。
最初にこの映画の予告編を見た時には、思いっきり勘違いしていたようで、ウィルスに感染してゾンビみたいな人達が壁の中にいっぱいいるんかな~とか思ってました。
ただの凶暴化した人間かよ・・・(こらこら)
と、いうわけで、こちらも良い子の皆様には見せられない映像満載であります。
カニバリズムなわけですから、政府から派遣されたチームの軍人さんは、こんがり焼かれて、住民に振る舞われますし、凶暴化しすぎてワケわかんなくなってる住民リーダーの行動は破壊的で、ちょっと気に入らない事があったりして、それが全く自分のせいであったとしても、近くに立ってる仲間にやつあたりして、ご臨終になっちゃったり。
リーダーの彼女もアマゾン族もかくやとばかりに、激しい人で、結局首ちょんぱになってしまわれたり・・・まあ、色々と。
一回見たらもう次はいいかな~と思うような感じでした。
2010年06月10日
アナコンダ 2
ある休みの日に、会社に用があって立ち寄ったら、社長が見てまして、思わず一緒に見たけど、後半しか見てないので借りてきました。「アナコンダ 2」
前回の「アナコンダ」も見たのですが、今回もとびきり素晴らしくデカイ蛇がでてきます。
不老不死の花を見つけるために、ジャングルの奥地に行く一行が、蛇に襲われちまって
どうするよ!!おい!!どうするつもりなんだよっっ!!!
だから引き返そうって言ったじゃないの!!!あんたのせいよ!!!
考えてみろ、これで莫大なカネが手に入るんだ!!なんとしてでも花を収穫するんだ!!
うわああああ!!!こえええええよ!!!あんなデカイ蛇に勝てるかよ!!逃げようぜっっ!!
などという言い合いも間に入れ込んだりして、想像通りに一人、また一人とアナコンダにがっつり喰われていく映画です。
とっても楽しく見る事ができていたのですが、レンタルDVDの哀しいところ・・・傷まみれで、後半の見所がほとんど、「ディスクが読みとれません」というむなしい表示とともに見ることができませんでした。
まあ、会社で後半は見てたのでいいんですけど、やっぱりちょっと、ねえ・・・?
返却時に「後半、ほとんど読みとれずに見られなかった」というと、割引券で返してくれましたので、次回また何かレンタルする時に活用させて頂きます。
2010年06月10日
2012
ようやく見ることが出来ました。「2012」
ディザスターパニック映画っていうの?こういうの。
マヤ歴にのっとって、世界滅亡の時が近づいてきてるんだよ!って映画で、地震は来るわ、地面は隆起するわ、陥没するわ、気温は上昇するわ、火山は噴火するわ、津波はくるわ、てんやわんやです。
実はこういう自然災害ものは好きなんですが、ちょっと驚いたのが、「ノアの箱船」ならぬ脱出船を中国で作ってましたって設定。え、そうなの、そんなに株が上がってるの、って・・・あ、そうか、人海戦術か!!!(何気に失礼)
この映画、話はまあまあですが、気に入ったのは主人公にジョン・キューザックを起用してたところ。彼は何ていうのか、存在感がなさそうで(すごく失礼)、非常に味のある表情をします。(ニコラス・ケイジと共演した「コン・エアー」でも素晴らしいヘタレっぷりと、後半ではガッツを見せてくれました)
そこが好きです(笑)
あと、夜の10時頃から何も考えずに見たので、終了して12時半だったので、翌朝思い切り寝過ごしました。
2010年06月10日
ヤッターマン
子供のためにと借りてきた「ヤッターマン」実写版。
ごめん、はっきり言うよ・・・
見なければ良かった・・・!!!
桜井君、頑張ってたよ。確かに、頑張ってた。深キョンも、頑張ってたよ・・・うん。でも、でもね・・・
そうじゃないだろぅ?!ヤッターマンは!!!
ヤッターマン世代としては、あれは駄目だ。あれは見たくない。
子供は喜んでましたがね・・・。
2010年06月03日
アドレナリン 2 ハイボルテージ
ぎっくり腰になる前の夜に見た映画「アドレナリン 2 ハイボルテージ」
ステキハゲ、ジェイソン・ステイサム主演の
前回は、中国産の怪しい毒を注射されて、とにかくアドレナリンを出し続けなければ毒が回ってご臨終という状況で、ぶっ飛ばしてくれたワケですが、今回は、前回のラストにヘリコプターから落下して死亡・・という続きからです。
死亡したと思ったのもつかの間、その遺体を運び去られ、心臓を摘出されてしまい、つなぎの人工心臓?(じゃないか、心臓移植をする時にとりあえず入れておく人工心臓みたいな・・)を入れられ・・・今回はバッテリーにチャージしながら自分の心臓を取り戻さねばならないのです。
チャージするための方法がまた色々あって、高圧電線に直接触れたり・・とそのハチャメチャぶりは健在。
でも相変わらず、バンバン人は死ぬわ、グロいわ・・イブとの×××も(今回は前回以上だった・・・)あるわで、お子様には見せられない内容です。
でも、この馬鹿さ加減は、前回もそうだったけど輪をかけて酷くなってる気がします・・・前回のほうが好きだったな。
2010年05月22日
GOEMON
これもちょい前に見た。
「GOEMON」
江口洋介主演。実は、あまりこのての映画は自分で借りてくる事はないのですが。いつもは旦那が借りてくるのですが、今回はワタクシめが。
すっぱり説明したら、石川五右衛門の話です。しかし、ルパンも次元も出てきません(こら)
天下の大泥棒になる前の、幼少時代の話から、泥棒になってから巻き込まれる天下取りの話。天下取りはこの際GOEMONに関係ないものの、幼い頃に守ってきた茶々姫が関係したりして、織田信長の仇うちだったりして、とにかく、とにかく思っていたよりもこの話、
長いです!!
でも、面白かった。エンタメ性があって、主人公の五右衛門が深刻さに飲まれる部分と、明るさを全面に出す部分があって、そこが良かったかも知れない。
茶々役には広末涼子。これがまた、可愛いんだ。
大沢たかおさんもいい演技をしていました。有名な五右衛門の最期、巨大な釜で茹で上げられてしまう場面を迫力の演技でぶちかましてくれてました。
もう一回見ようかな~。
2010年05月22日
サブウェイ123
少し前に見ましたが「サブウェイ123」です。
ジョン・トラボルタが出てるんですが、主人公は別。地下鉄のうちの一両だけをジャックするのがトラボルタです。つまりは悪役。頭が良くて、先を読み、用意周到な悪役なんですが、身の内に飼う狂気に抗えない一面も。
この映画の本編はジャックされた一両を取り戻すという部分と、犯人と交渉しながらその目的を探る部分があるんですが、それよりも何よりも最後の最後までトラボルタの狂気が自分自身を破滅へと追いやる危うさが見える演技が好き。
2010年04月18日
ヘアスプレー
ジョン・トラボルタが女装して話題になった映画「ヘアスプレー」を見ました。
こういうミュージカル調の映画は普段自分から借りてきたりしないのですが、トラボルタだったんで。つい。
のっけから、主人公のトレイシーが(小太りの可愛らしさ全開ですよ!)朝の通学時から唄いまくります。唄うしダンスするしで、スクールバスに乗り遅れ、どこぞのダンプを止めて乗っけてもらって、さらに唄い踊る・・学校についても唄うし踊るし、なんか人生幸せそうだなと思えてしまいます。
人種差別がまだ根強く残っている時代の話で、でも歌も踊りも巧いのが有色人種。白人のトレイシーは差別なんか気にせずに彼らと唄い踊るのです。
ひょんな事から、「ヘアスプレー」を販売している会社がスポンサーのダンス番組に参加できる事になったトレイシー。彼女の「正しい事は正しい」「差別や偏見はおかしい」「黒人と一緒にダンスしたい」というまっすぐな気持ちが次第に番組に関わる多くの人を巻き込み、ついには成功します。
このトレイシーの良き理解者である、豊満な体格の母親役をトラボルタが演じてまして。すっごく、可愛らしいお母さんを演じきってます。そんな彼女を愛する優しい旦那様役はクリストファー・ウォーケン!!
ちなみに、これ、もうそろそろ見終わるかなって時に、うちの旦那様が言ったのですが・・・
「このお母さん役はトラボルタによく似てるな」
「・・・・トラボルタそのものだよ・・・」
「ええ?!そうだったん?!!」
知らなかったようです。
2010年04月18日
犯人に告ぐ
久しぶりに、「これ見たいな」と思って借りてきたら、実は前回も見ていたといううっかりを披露してしまった魚月。
豊川悦治(この漢字で合ってますか・・?)主演の「犯人に告ぐ」です。
連続小児誘拐事件の犯人をテレビを使って挑発し、逮捕するまでを描いた話なのですが、豊川さんのひげ面が何とも言えません。警察内部の汚さとかも一緒に描いてるんですが、サスペンスのようでサスペンス臭くない作りになっています。
途中、あれ?っと思う場面が出てきて、それが何回か続いて「あれ、これ、もしかして、見た?」ということに考えが及んだら最後。借りて損した・・・という思いがちょびっとだけ。ほんのちょびっとだけ・・・。はい。
2010年04月06日
スティーヴン・キングの シャイニング
スティーヴン・キングの作品は、ほとんどが映像化されるのですが、この「シャイニング」も映画化された一つ。
キューブリック監督作品が一番最初で、この「シャイニング」という作品をたった2時間の枠に収めようとしたがために肝心のキングが描きたかった部分をすぱっと切ってしまっていたために、この映画を見たキングご本人がいたくご立腹したそうです。
そんなワケで、キング自ら脚本を書きあげ、テレビドラマとして制作。4時間ほどあるので、けっこう長いかな。
でも、長いだけあってキングが描きたかった部分を丁寧に撮影してくれてます。
題材は幽霊ホテル。
冬になると雪に閉ざされてしまう大きなホテルの住み込みの管理人を任された主人公一家。しかし、このホテルには悪霊が棲みついていて、作家である父親は徐々に狂気に引き込まれてゆく。幼い息子と、美しい妻。狂気が人格を侵してゆくにつれ、彼は妻と息子を片づけねばと思い始める。
雪に閉ざされ、外界とは一切連絡が取れないという、閉鎖されたホテルで、狂気に飲まれた夫から逃げまどう妻と息子。絶対絶命である状況だったが、彼の息子には不思議な力があった。
このホテルの従業員であるハローランもそんな不思議な力を持つ一人で、彼はその力の事を「シャイニング」と呼ぶ。
一種の霊感のようなもので、強い光=霊感を持つ息子をホテルは父親に働きかけて殺させようとするが・・・
このドラマの中の子役の男の子が、時々発作を起こすんだけど、その時の顔がすっごい怖いです。白目向いてトランス状態になるし・・。初めて見た時には度肝を抜かれました。
後半では幽霊ホテルから無事に逃げ出せた子供と母親のその後が描かれていて、成長した息子が大学(?)の卒業式に父親の幽霊を見る。その時に、囁く言葉がとても、とても胸にじんときました。
ネタバレなのですが、敢えて書かせてもらうと、キングがこだわった小道具があります。それはキューブリックが描かなかったもの。でも原作でも重要な役どころを与えられて描かれていたもの。今回、こちらの作品では、所々に映像が挟み込まれているもの。
ボイラー
そう、ボイラーなのです。
ま、どういう役目があるのかは、書きません。
原作を読まれた方には、はは~ん、と分かるとは思うんですが。それはお楽しみに。